失敗しないコツ
夜勤体制と業務内容を確認する
入院病棟がある病院は日勤だけでなく夜勤もあります。夜勤体制と夜勤中の業務内容は事前に確認しておきましょう。特に、2交替制なのか3交替制なのかは勤務時間や出勤日数に関わってくる部分なので、必ず確認してください。また、夜勤は人数が少ないため、看護師が1人で対応するのか、それとも遅番の看護師や介護スタッフのサポートがあるのか、なども働く上で重要なポイントとなります。
職場見学で直接確認する
最終決定を下す前に職場見学を行い、どのような雰囲気なのかを直接確認することも重要です。求人情報の内容や面接で訪れただけでは、詳細はわかりません。患者さんの様子やあいさつの有無、整理整頓されているかどうかなど、直接足を運ぶことでどのような雰囲気なのかを把握できます。
直接話を聞いてみる
実際に働いている看護師から話を聞くことができれば、転職後の働き方をより明確にイメージできるようになります。また、気になる点も直接聞けるので、転職後のミスマッチも防げるでしょう。もし、話を聞くのを拒否された場合は忙しすぎて離職率が高いか、ブラック企業である可能性が高いため、「応募を見送る」という判断もしやすくなります。
口コミを調べる
客観的な意見を聞くことも大切です。関係者からの情報は主観的になりがちなので信頼できない点もありますが、第三者からの意見は病院に対して既得権益を持たず、信頼性が高いため、転職後に後悔するリスクを最小限に抑えられるでしょう。
口コミを参考にするなら以下の「ナスコミ」がおすすめです。登録病院数は12万件以上なので、気になる病院の口コミをすぐに確認できます。
実際にその病院で働いている看護師のレビューが掲載されているので、実情をすぐに把握できるでしょう。
目的に応じたおすすめの転職先を紹介
ワークライフバランスを重視する場合は、昼夜交代制、有給休暇の回数とその取得率、月間の残業時間などを基準に選ぶといいでしょう。外来やクリニック、介護保険施設、健診センターは勤務時間が明確に決められており、残業もほとんどありません。仕事とプライベートのバランスが取りやすい職場です。
収入を重視する場合は、独自のスキルやインセンティブ、昇給のしやすさなどを基準に選ぶといいでしょう。循環器系や美容系のクリニック、産婦人科病院、精神科や心療内科など特定の分野を専門とするクリニックはより高度なスキルが求められるため、給与も高めに設定されています。
スキルアップやキャリアアップを重視する場合は、資格取得のしやすさや幅広い経験ができるかどうかを基準に選ぶといいでしょう。大学病院や総合病院は診療科目も多く、最新の医療機器を揃えているので知識やスキルをアップデートしやすい環境です。また、訪問看護ステーションなどの介護施設は在宅医療の要となるため、経験豊富な看護師が求められています。スペシャリストとして確かな実力を身につけられるでしょう。